はじめに
こんにちは。はんちょーです。
2020年にYoutubeでの発信を始めてから、本当にありがたいことに私の写真を気に入って下さった多くのモデル様、コスプレイヤー様(以下「被写体様」とします)から撮影のご依頼を頂くようになりました。
※私の詳しい実績についてはプロフィールをご参照ください。
沢山の方の価値観に触れながら作品作りをすることは私の写真活動の目標でもありますが、最近はお互いの条件が必ずしも合わないようなご依頼を頂き、申し訳なくもお断りせざるを得ないケースも多くなりました。
被写体様が私に初めて撮影依頼をするまでには、私の作品をたくさん見て、「こんな風に作品撮りがしたいな」と考えたり、色々な不安を背負いながら「声をかける」という一歩を踏み出したり、他にも多くの時間とエネルギーを使って下さっていると思います。
しかし、撮影のお誘いを頂いても、お互いの「やりたいこと」や「条件」が合わないとお断りせざるを得なくなってしまい、結果として被写体様には無駄な時間とエネルギーをかけさせてしまう事になってしまいます。
そこで、被写体様が私にご依頼を頂く前に、私の活動方針や条件をあらかじめご確認頂けるように、こちらのページにまとめておく事としました。
このページは随時更新し、常に最新の内容を記載するようにします。
特に、私に初めてご依頼を頂く被写体様には、一度目を通して頂けますととても嬉しいです。
写真活動の目的
学生の頃に勇気を出して初めてオフ会へ参加したとき。社会人として働き始めたとき。初めての海外勤務で、オランダへ転勤したとき。人生で挑戦するときは、本気で何かと向き合い、色々な事を学んできました。
それぞれの挑戦を通じて獲得したことは、例えば人間関係や語学力や仕事の経験値など様々ですが、一つだけ共通して言える事があります。
それは、何かと本気で向き合った結果、それまでの自分には発想すらできなかったような新しい価値観に触れ、自分の認識できる世界を広げる事ができたということです。
私にとって写真作品を撮るという事は、「被写体」となる人物や風景、事物と真剣に向き合う事です。
「被写体」と真剣に向き合うことを通し、それまでの自分の中には無いもの(意見や考え方や在り方)に触れ、相互作用の中で自分一人では生み出せなかった作品をアウトプットできる。作品が蓄積されるたび、自分の世界が広がっていく。あるいは、作品を見る人にも、同じように新しい景色を見せてあげられるかもしれない。
これらが、私が時間とエネルギーをかけてポートレートを撮影する目的です。
私の活動方針と条件
この記事を読んでくださっている皆様は、どのような方針で活動していますか?
趣味の範囲内で、今の自分自身や趣味のお洋服を可能な限り素敵な形で表現・記録したいという方。あるいは仕事として、モデル活動や写真集制作等のために私にご依頼いただく方も多くいらっしゃると思います。
どのような方であっても、写真作品を制作するために、投じる事のできる時間には限りがあります。
例えば私の場合、時間の優先順位は①家族②仕事③写真、という順番になります。
妻と生まれたばかりの娘がいますので、仕事を除けば家族との時間を最優先して確保しています。また、仕事大好き人間のため平日は基本的に〜24時くらいまで働いています。
フォトグラファーと被写体様の間で活動方針が一致する必要は全くありませんが、だからこそお互いの状況に合わせた最低限の気遣いをすることは、信頼関係が特に大切な「ポートレート」という領域で作品を生み出す上で必要不可欠と考えています。
このため、私が活動する上では次のような条件を設定させて頂いています。
被写体様にお願いする条件
私から被写体様にお願いする条件は「お互いを最低限リスペクトできること」の1点のみとなります。少し具体的に説明します。
①自分の意見を遠慮せずはっきりと伝えて下さる方
良い作品を制作したいという想いが、人の反応を気にする気持ちよりも強い方と一緒に活動したいです。
私のやり方に「おまかせ」して頂くのでももちろん構いませんが、その場合でも自分がこだわるポイントはあると思います。ぜひ、些細なことでもお伝えください。
私自身は、海外で仕事をした経験等から多様性を尊重する大切さを理解しておりますし、前述の通り自分と異なる意見は喜んで聞いてみたいと思っていますので、ぜひお互いに遠慮せず意見を出し合えればと思います。
②中長期的に連絡が滞らない方
作品制作の上で、フォトグラファーと被写体が仲良くなる必要はありませんが、意見交換を含めた最低限の意思疎通は必要です。特に、現像やレタッチを行う際などは、ある程度リアルテイムに反応して頂く方が、被写体様の希望をスピーディーに作品に反映させることができます。
限られた時間を有効活用する観点から、連絡が一往復するのに何日もかからない方と活動したいと考えています。
また、撮影させていただいた作品については、ある程度時間を置いてから発表する事があるかもしれません。そのような場合に被写体様へ連絡ができないと困ってしまいますので、少なくとも数年単位で活動を継続できる方と一緒に作品を制作したいと考えています。
もちろん、私自身も多忙等でSNSを稼働できない時期がありますが、作品に関するDM等の連絡にはしっかり対応させていただきます。
③写真の使い方についてはお互いに自由と考えて下さる方
ポートレートの写真作品は、被写体様とフォトグラファーがそれぞれの立場で最大限努力した成果だと考えています。
したがって、こちら↓の投稿のように
撮影者タグを併記して頂ければ、被写体様の方でどのように加工していただいても大丈夫です。(よく被写体様がトリミングや色の調整をすることに反発するフォトグラファーの方がいらっしゃるようですが、私は被写体様が楽しむ分には、どのように加工して頂いても気にしません)
代わりに、私の方でも自由に現像・レタッチの上SNS等に被写体様タグ付けの上掲載させて頂ければと思います。
※レタッチと掲載について、難しい方は事前にご相談いただければ幸いです。ご事情に合わせて調整しましょう。
日時
土曜日、日曜日、祝日のいずれか
平日をご希望の場合も、時期によっては仕事を休んで対応しますので個別にご相談ください。
※2022年12月現在、プライベートの都合によりあまり時間が確保できないため、撮影時間2〜4時間程度までのご依頼を優先して受け付けています。
場所
・街(ポートレート撮影、創作撮影等)
・山、海、廃墟などの非日常的なロケーション(いわゆる「ロケ撮」)
・スタジオ(自然光、ストロボ、LEDいずれも対応可)
・ホテル等(過去に3回以上撮影させて頂いた方のみ応相談とさせていただきます)
※2022年12月現在、プライベートの都合によりあまり時間が確保できないため、東京23区内でのポートレートを優先して受け付けております。
費用
商用目的でない趣味の撮影については、お互いに無償(スタジオなどの場所代は折半)で対応しています。
商用利用する場合 | 商用利用しない場合 | |
ギャランティ | 内容により相談 | いただきません |
場所代(スタジオ等) | 被写体様負担 | 折半 |
無償提供の撮影データについてご留意いただきたいこと
提供させていただいた撮影データの肖像権は被写体様に、著作権はフォトグラファーに帰属します。
なお無償提供した写真データについて、雑誌、ウェブメディア等に有償提供またはファンサイトに有償掲載する場合は、掲載する撮影データについて買い取りをお願いしています。(あくまで有償の場合のみです)
これは、例えば商業撮影のご依頼をいただいた場合、クライアント様からギャラをいただいて撮影・レタッチしたり、データを買い取っていただいているためです。また、被写体様が対価を得て写真を販売・掲載しているにも関わらず私が対価をいただかないと、税法上「役務の無償提供」となり、私が課税されてしまうという事情もあります。
私にできること
最後に、私自身がフォトグラファーとして提供できることをまとめます。
私に撮影をご依頼いただく際のメリットとしてご参考ください。
撮影前(事前調整)
ご依頼いただいてから撮影当日までの間は、フォトグラファーと被写体様それぞれの準備期間です。
私はフォトグラファーとして、被写体様のイメージに合わせたロケーションやシチュエーション等を提案します。(被写体様に希望があれば、そちらに合わせます)
また、イメージに合わせた構図やポージングなどを事前に考えて当日に臨みます。(当日のフィーリングに任せて撮影する事の方が多いですが、その場でよいアイディアが浮かばなかった時のための保険として、必ず事前に案を考えるようにしています。)
創作撮影等、事前に撮影テーマ等の共有やブレストが必要な場合は、オンラインで事前打ち合わせすることも可能です。
撮影
時間や内容により大きく異なりますが、Rawデータで300枚〜1000枚程度撮影します。
被写体様は、写真を見るたびに撮影当日のことを少なからず思い出す事と思います。その時にポジティブな気持ちになれるように、お互いが撮影を最大限楽しめるように意識しています。
作例でご判断いただければと思いますので使用機材については細かく書きませんが、最新かつ最高水準のものを揃えています。
・カメラ本体 …Canonフルサイズ機(最大3台)
・ライティング機材…ストロボ最大8灯、LED最大5灯まで対応可能
なお撮影後のアフターについては、家族との時間を確保したいため、現在のところ基本的に参加しておりません。
ただ、次の撮影や写真集制作のご相談など、打ち合わせを目的とする軽食程度でしたら、状況によりますが喜んでご一緒させていただきます。
なお基本的な事ですが、これまで300本以上の撮影に行く中で、当日のドタキャンやデータ納品漏れ等のトラブルはありません。
データ納品
撮影当日の夜までに、「速報用」として特によく撮れた20枚〜50枚程度を現像(色調や傾き等の調整)、レタッチ(肌をより綺麗にしたり、形を多少調整したり、不要なものを消したりする作業)してギガファイル等でお送りします。
もし、色調のイメージが違うなどのご意見があれば、速報用データ納品時にご連絡いただければ、全データを納品する際に反映します。
撮影後1〜2週間後までを目処に、撮影した全データを現像してギガファイル便でお送りします。
追加のレタッチ等についてご希望があれば対応しますので、遠慮なくご連絡ください。
おわりに
大変長くなりましたが、以上となります。
ここまで読んで下さった方、本当にありがとうございました。
初めての撮影依頼を検討中の方も、是非お気軽にご連絡いただければと思います。ご連絡いただく際には、「ホームページの条件を全て読みました」と一言いただけるとスムースでとても助かります。
皆様がよい写真活動を送れますように。
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